こんにちは。
GWいかがお過ごしですか?
私は次の日を気にしなくていい幸せを噛み締めて毎日音楽を聴きに遊びにいく日々です。
今日は特定のアーティストや楽曲の話ではなく、音楽に対する姿勢みたいな話をしたいと思います。
私はこの通り音楽に関するブログを書いているので、音楽が好きであるという自認があるのですが、この「好き」の有り様って本当に様々だなと思うのです。
こういった考えに至ることは今までも何度かあったのですが、今回この記事を書こうと思ったきっかけは「人と作品そのもの、どちらが入り口なんだろう」ということを考えたことです。
人が入り口、というのは例えばアーティスト活動をしている人と知り合って、その人がアーティストであると知らずに一人の人間としての交流が生まれ、その延長線上でその人の音楽に興味がわく、というパターンがあると思います。
また、私がよくあるパターンとしては、普段曲は聞かないけどアーティスト名はよく聞いていて、インタビュー動画で話しているのをみてその人自身に興味が湧いてその人の音楽を聴くようになるというパターンです。
もう一つたまにあるパターンとしては、友人や知人など身の回りの人間がオススメしていたり聞いていて自分も聴くようになる、というパターンですね。
逆に、作品が入り口になるパターンとしては、Youtubeの関連動画やその他音楽配信サービスのレコメンド機能などで、そのアーティストに関する前情報がゼロな状態で楽曲そのものに魅力を感じるパターンですね。
今つらつらとパターンを並べてみて気づいたのは、これは順番の問題なのであって、入り口を自ら規定している人は多分あんまりいないのでは…ということですね。
作品がよくて聞いているうちにアーティストの背景知識を調べるようになることも多分ありますから、アーティストと楽曲のどちらを先に知るか、という問題なだけがしました。
また、好きのベクトルとして私がよく感じる違いは「深さと広さ」です。
よくある話だと思いますが、まず広さでいうと好んで能動的にきく音楽ジャンルの広さにはかなり個人差があります。(例えば、私は出かけた先のクラブ等でハウスやテクノっぽい音楽を聴くのは好きですが、自宅で自分で流したりはしません。)
あとは、HIPHOP好きによくある現象ですが、「自分が好きなジャンル以外は音楽じゃない教」ですね。アイドル音楽は音楽じゃない!みたいなやつです。
もちろんその意見を言っている人の気持ちも理解できますが、それを明言している姿勢には魅力を感じないですね…。そもそもあまりに音楽としての性質が違うので比較すること自体がナンセンスだと思いますし、だったら自分が好きなものの魅力語ってくれてた方が面白いのにな、と個人的には思います。
話を戻しますが、深さについては広さと反比例するところもあるのかなと思いますが、一人のアーティストや楽曲、音楽ジャンルに関する知識の豊富さ、背景の理解などが深さを示すと思います。
あとは音楽に対する関わり方の深さもかなり個人差があると思います。例えば私はこうやって趣味でブログを書いたり、昔楽器を少しやっていたり、DJ機材を持っていてあんまり触ってない、くらいの関わり方ですが、私の周りには楽曲を自分で作ってライブをしたりラップをしている友人がたくさんいますし、そのような人たちとは音楽シーンとの関わり方も違うなというのを感じます。
この「深さ」に関してはかなーり考えることが多くて、まず大前提深い人が浅い人より優れているとかではないよな、ということです。
どんなジャンルでもそうだと思うんですが、知識の多さや歴の長さを好きであることの証明にするのは毒だと思うのです。みんな最初は何も知らなかったし、にわかだったわけじゃないですか。
人間誰しも(特にオタク気質な人は)自分だけがこの良さを理解している、という快感に浸りたいと思ってしまうと思うのですが、そこに浸ることと、新参者に対するオープンマインドさはぜひ共存させたいものですね。