すみえのいろいろ日記

本来自分の好きな音楽を語るブログとして開設しました。これからは占星術を中心により幅広いトピックについて色々と書いてみようと思います

引き寄せの法則を分析してみた

こんにちは。

 

今日はみなさんどこかで聞いたことがあるであろう、「引き寄せの法則」について私なりにあれこれ分析した挙句、これは理にかなってるよねという話をしてみたいと思います。

 

まずそもそも引き寄せの法則とはなんでしょう?

みんな大好きWikipedia先生に聞いてみました。

 

引き寄せの法則(ひきよせのほうそく、Law of attraction)は、19世紀アメリカ合衆国で始まったキリスト教における一種の異端的宗教・霊性運動の潮流ニューソートにおける、ポジティブな思考が良い経験を、ネガティブな思考が悪い経験を、人生にもたらすという信念であり、科学という視点から見れば疑似科学である。

 

結構ネガティブな感じでかかれてますが、めげません。

あと、疑似科学と書いてありますが、そもそも科学的であるということは再現性があるということが不可欠ですが、私はそもそも科学的であることとそれが真理であることは必ずしも一致しないと思っています。

この世の中にはまだ科学で証明されていないだけで実際に存在するものはたくさんあると思うからです。

また、科学的であることと論理的であることも厳密にいうと異なると思います。

物事のを科学的に証明するために論理的説明は必要不可欠だと思いますが、まだ科学的に証明されていないことが論理的ではないとは限りません。単に科学的に証明されるための根拠や再現性が明らかになっていない、という保留の状態であると考えるべきだと思います。

・・・なんの話してるか伝わっていることを願っています。。。読んでる人の中の2人くらいはわかってくれたらいいけどなー。。。

 

てなわけで、前提条件の整理はこんな感じとして、引き寄せの法則がなんでほんとっぽいか私なりに色々書いてみます。別に誰かを説得したいわけでもないし、そうすることで何か自分にとくがあるわけでもないんですけど、みなさんの生活が少しでも面白くなる可能性があるかもしれないので。

 

まず引き寄せの法則は一部のスピ界隈にて量子力学を用いて説明されているのですが、これに対しては私は懐疑的です。ただ私も量子力学自体詳しいわけではないのでこれが間違っているとすら言えないです。ただネット上で量子力学を用いて引き寄せの法則を説明しているものをみているなかで、量子力学についてちゃんと知識がある人をみたことがないので、さすがに胡散臭すぎるなと思っています。科学中心主義の現代においてスピリチュアルの居場所を作るためにわざと科学性をこじつけようとして、論理性を失ってる感じかなと思います。

 

でも、引き寄せの法則自体はある程度論理性があると思います。人間の認知特性として思い込みというものはとても力強く、これを意識的にコントロールするだけでかなり「世界の感じ方」が変わるからです。

 

例えば「自分は何をやっても上手くいかない、負け犬だ」と心の中で思っている人がいるとします。この人が生活する中でなにかやりたいことをできるチャンスがあったとして、それを十分活かすことができるでしょうか。

まずそもそもうまくいかないという恐怖心が強すぎて、そもそもチャンスが存在することを認識できない可能性があります。

また、仮にチャンスをチャンスとして認識するだけのポジティブさはあったとしてもそのチャンスを拡大・繁栄させていくだけの持続力やモチベーションを保つことは難しいでしょう。うまくいかないと思い込んでいると少しでもネガティブな出来事や、自分の想定外の現象が起きた時にそれを回復する冷静さを保つことが難しく、自分でそのチャンスを壊してしまう可能性が高いからです。

またそもそもいつも不安なので、本当にそれが現実に起こっている問題でチャンスを脅かしているのか、ただのネガティブな可能性が自分の不安感によって拡大解釈されているか自分でも判断することが難しくなります。

 

ということで、まず引き寄せの法則がポジティブな方向で作用するかはさておき、ネガティブな方向に作用することはかなりありうることなのが伝わったでしょうか。

 

で、私はそもそもこのネガティブがなくなるだけでもかなりその人の人生は良くなると思います。自分が考えても仕方ないことや起きていないことに頭を悩ませて不安になり疲れ果てて、本当に意味のある行動を自分のために取れない、という状況を回避できるからです。私が周りの人と話したりみていると、そもそもここで戦っている人がたくさんいるなと感じます。普通に生きていたら否定されたり競争にさらされたりジャッジされるのが当たり前の世の中なので、ここからが本当の始まりなのに、そもそもここに辿り着くまでにマイナスを背負わされているのがデフォルトなんですよね。みんな。

 

なので大抵の人にとっては引き寄せの法則がポジティブに働くか(宝くじに当たる、有名人に会える)などは実は大した問題ではなくて、自分の日常においていかに不安を払拭しマインドフルな状態を保てるかの方がはるかに重要だというのが関の山だと私は考えています。

 

また、引き寄せの法則の欠点も書いてみたいと思います。

 

Wikipedia先生曰く

倫理的な問題点も指摘されており、引き寄せの法則に従うなら、悪いことが起こるのは悪いことを考えるからだと「被害者非難」をすることになる、という批判もある[3]宗教学者ダグラス・E・コーワン英語版は、「もしあなたがこの理屈を信じるなら、誘拐された人やレイプされた人に何を言うことになるか、考えてみてください」と述べている[3]

 

とのことです。

これは確かにそうですね。全ての法則に例外があるように、もちろん引き寄せの法則も適応していけない場面やケースもたくさんあると思います。

 

もし上記のような非常にトラウマティックな経験をしていて、それを引き寄せの法則のせいで起きたとか、逆に引き寄せの法則に従ってポジティブになれば人生うまくいくと考えているのであれば危険です。精神科やセラピーなど、専門知識を持った人のサポートを受ける必要があります。

 

そもそも、それだけ大きな出来事であればまずそもそもそういった出来事をプロセスする過程が必要になるので、ポジティブになれない日があるのも当たり前です。むしろそれを過度にポジティブに意味付けしようとしているのであれば自分の痛みを受け止めきれていないことになるので、本当の意味での癒しや前進からはむしろ遠ざかると思います。

 

前述したように、いまほとんどの人はデフォルトの思考回路がネガティブに陥りやすい社会状況にさらされているので、ネガティブをニュートラルに戻すためのブースターとして引き寄せの法則は活用可能だと思います。

ただしその前段階には自分の今までの人生を振り返り、起こった出来事を客観的に振り返り意味づけをし直して自分の中で折り合いをつけていく作業が必要になります。

これは停滞や後退を意味するように感じる人もいると思いますが、ここを怠らず自分と自分の過去に徹底的に向き合い、折り合いがついていくごとにクエストがアンロックされるようにして少しずつ自分が現実に対して前向きに、自己効力感をもって向き合うことができるようになっていきます。

 

なので、結論としては私は引き寄せの法則を使いこなすためには、まずマインドフルネスを身につけることが先決であると思います。

マインドフルネスは最近かなり有名になった概念ですが、Wikipedia先生によると、

「今この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに捕らわれのない状態で、ただ観ること」といった説明がなされることもある[6]。 しかし、とりわけ新しい考え方ではなく、東洋では瞑想の形態での実践が3000年あり、仏教的な瞑想に由来する。

 

とのことです。

物事をただあるがままに観るということですね。

これは言葉で言うほど簡単なことではありません。

私も毎日毎日修行の日々です。

でも、いろんな考え方を試した結果これが一番自分にあうと感じていますし、東アジアで生まれ育った人にとっては仏教的価値観はかなり無意識レベルに染み付いているので馴染みやすいのではないかと思います。

 

正直マインドフルネスというカタカナ言葉で西洋から逆輸入されて初めて日本でもビジネス書とかになって囃し立てられるようになりましたが、そもそも仏教の考えが元でそれが西洋で評価されただけなんですよね。この辺の西洋と東洋の価値観の違いやそれがいかに当たり前になっているかも別でまとめたいと思います。

 

とりあえず話は逸れましたが私の結論としては、引き寄せの法則はある程度妥当性があってネガティブループにおいちいっている人間がニュートラルに戻るためには有効だけどそもそもマインドフルネスの方が東アジア人には合ってるかもね、ということでした。

 

なんかこんな話するつもりでもなかったんですが、私の東洋レペゼンマインドが強くですぎました。そういう意味じゃ私もまだニュートラルじゃないんですけど、私が東洋マインドを少しずつ広めていくことで世界全体がニュートラルになることを実は目指しています。(伝わる?てか危険なやつと思われそう、新興宗教とかではないです)

 

ということで、怪しまれないうちに、東洋と西洋の価値観の違いとそのアンバランスさについてまとめたいと思います。

 

 

では!!!