こんにちは。
今日は星占いについて書いていこうと思います。
人間生まれてから死ぬまで、年齢・成熟度によって自分の役割や主なテーマ、取り組むべきものは常に変化していきますよね。
以前の記事の中でもすこーし触れたように、西洋占星術において用いられるホロスコープ(皆さんが生まれた時の星の配置)は一生変わりませんが、その中でも各惑星には年齢域というものが割り振られており、その年齢に差し掛かると、特にその惑星の性質が強くでたり、その性質を会得していくことが重要になっていきます。
私自身の例を使ってもう少しわかりやすく説明してみます。
私のホロスコープにおける個人天体は以下になります。
太陽:射手
月:魚
水星:山羊
金星:山羊
火星:山羊
また、各惑星の該当する年齢域は以下のとおりです。今私は26歳の年なので、それ以降は一旦省略します。気になる方はググってみてください。
各年齢域の切り替わりの年齢は諸説あり、約1、2年前後します。
月:0-7歳
水星:8-15歳
金星:16-24歳
太陽:25-34歳
なので私は生まれてから7歳は魚座、8歳から15歳までは水星、16歳から24歳までは山羊座の性質を用いて、それぞれの惑星の司るテーマを取得してきました。
今日はおそらくこのブログの読者層が一番多い太陽域のテーマについて、その前の金星域との比較を含めて書いてみたいと思います。
まず、金星とはどのような象意をもつ天体なのでしょうか。
金星は愛や調和、ときめきや美意識などを表します。
そこから派生して、ファッションセンスや恋愛、芸術センスなどの象徴としても星読みにおいて使用されます。
16歳から24歳は心も体も一通り成長し、青春を謳歌するとともに少しずつ大人の仲間入りを目指して模索する時期なのではないでしょうか。
人によって人生の段階は様々ですが、新しい人や経験、物事に触れる中で自分にとっての好き嫌いを確かめ理解していく段階と言っても良いでしょう。
好きなものを好きなだけ楽しみたい!美味しいもの食べて、素敵な洋服を着て、デートして、歌って踊って楽しい時間を過ごしたい!
もちろん金星がどの星座かによっても変わりますが、基本的に金星期は自分の主観的な喜びを享受する時期と言って良いでしょう。
では太陽期はどのような時期なのでしょうか。
西洋占星術において太陽とは、自己の尊厳、人生の目的、自分らしさを表します。
実際に、25歳から35歳にかけては人生においても最も活動的かつ個性の出る期間といっても過言ではないのでしょうか。
社会に出て、自分と他者との違いを理解し、その中で自分の持っている個性をいかに発揮するか、その個性でどのように他者に影響を与えていくのかといったことを考える時期なのではないかと思います。
また、自分の個性を理解した上で、自分が人生において築き上げていきたいものはなんなのか、自分が大事にしているものは何かを見極め、取捨選択していく時期でもあるでしょう。
金星期から太陽期への切り替わりにおいて重要なポイントをお伝えするために、金星と太陽の性質の違いを説明します。
西洋占星術で用いられる天体には湿・乾のいずれかの性質で分類できます。
金星は湿った天体で、他者とくっつくこと、同化することが得意です。
「私もそれ好きー!」「いいなー私もそれやりたい!」「たのしそー!」みたいなイメージでしょうか。
一方太陽は乾いた天体として分類されており、これは自己と他者の区切りを明確にすることが得意です。
「なるほど、あなたはこういうところがあるのね、私はそうじゃないけど、いいね!」「他の人はみんなAをやってるみたいだけど、私に合いそうなのはBだな。」
「みんなにはなかなかわかってもらえないけど、私は〇〇が好き。」
太陽はこんなイメージです。
なので、金星期から太陽期の切り替わりにおいて一番重要なのは他の人の動きや選択にとらわれないことです。
他人の幸せやりたいことはあなたのそれとは同じとは限らないのです。というかほとんどの場合は違うのです。違う人間なので。
なので、他人を気にするのは程々にして、自分がやりたいこと、やるべきことに集中するのが一番大事なのです。
なんかよく言われてる話で、頭では理解しているつもりだけど、実際気にしないのは難しいわと思う人もいるかもしれません。
私がおすすめなのは、自分とやっていることのジャンルが全く違う人や、年代が違う人と関わることです。
自分と近いことをやっている人を見ると比較するのが簡単な分、フラットな気持ちで話を聞くのはどうしても難しいと思います。
なので、比べる余地もないくらい別の分野で活動している人と話してみると、お互いが立っている土俵がそもそも違いすぎて比較のしようがなくて良いかもしれません。
また、年代が違う人についても、自分と異なる課題に向き合ってる可能性が高く、客観的な気持ちで話を聞くことができます。また、年上の人の話を聞けば将来自分が直面するであろう課題を前もって知ることができますし、逆に自分と同じような課題を感じていて、普遍的な課題を認識することもできるかもしれません。
そもそもやりたいこととかわからん、自分が何を大事にしたいのかもよくわからんという人は、他人とあれこれ話す前に自己分析をしまくることをお勧めします。
生まれてこの方20年以上自分として生きているのだから、自分のことなんて大体わかっているわと思うかもしれませんが、人は自分が思っているより自分のことを理解するのが苦手な生き物です。
これまでの人生経験を振り返り、自分がどのようなことが好きで情熱を感じているのか、またどのような場面で困難を感じやすいのか、またどのような要素があれば比較的幸せにいられるのかなど徹底的に考えてみましょう。
また、行き詰まったら親や付き合いの長い親友などに意見を求めてみるのも良いと思います。
そして最終奥義は占いです。
占いと言っても西洋占星術や四柱推命のような「命占」と言われるタイプの、生年月日を用いてその人の基本性質を理解することのフォーカスを置いた占いに触れてみるとよいでしょう。
タロットや水晶、おみくじなどはまた別の占いの種類に分類され、自己理解を深める用途には向いていません。
命占に触れることで今まで自分の弱点だと思っていた側面は自分の性質の一部であり、それは必ずしもポジティブでもネガティブでもなく、環境や相手によって変わるものであることが理解できるようになり、自己受容が促進されます。
自己受容とは自身の持つ特性をポジティブにもネガティブにも特別な意味づけをせず、ただ自分の中にあるものとして理解し、受け止めることを指すと私は考えます。
自己受容が中途半端な状態だとネガティブな自分の特性も丸ごと受け止めて欲しい、と過度に他人に依存的になったり、逆にそのネガティブな側面を受け入れてもらえないのではないかと心配して個性を隠したりしてしまいます。
また過度にポジティブに捉えている場合は、客観性を失い、周りからの反感を買うような行動をしたり、他人と摩擦が起きても自己正当化しすぎてしまったりします。(おそらくネガティブ寄りになる人の方が多い気がしますが。)
健康な形で自己受容が進めば、「自分にはこういうところがある、この特性はいいところもわるいところもあって、これがあるから自分を好きになってくれる人もいれば、これがあるから自分を嫌う人もいるだろう。でもこれは自分の一部だから周りの人が好きか嫌いかはそこまで問題じゃない。」というフラットな姿勢で自分の個性を理解することができます。
太陽期のテーマである自己実現や個性の発揮は十分な自己受容のあとに生まれます。
他人と自分を比較して落ち込んだり優越感に浸ることなく、ただ別の個体として見比べる意識で見てみると良いと思います。
以前占いの魅力について書いた記事の中でも記したとおり、西洋占星術を理解することで、人はひとりひとり異なっていて、この世に1人として同じ人間はいないということ、だからこそ誰もがユニークであると同時に誰も特別ではないことが腑に落ちます。
身近な人間ほど不満や欠点に目が向いてしまいますが、相手のホロスコープを読んで特性を理解すれば「あなたはそういう生態なのね」「私の生態とはこう違うからお互いこういう反応をしているのね」といい意味で引いた目でみることができます。
太陽星座とはあなたのホロスコープの中で最重要テーマといっても過言ではないでしょう。
でも、今まで書いたとおり、太陽星座としての力を存分に発揮するためには様々な意味での成長が必要不可欠になります。
自分を自分たらしめているもの、自分の変えられないところ、自分の尊厳を理解し、尊重することで、他人のそれにも目が向いて成熟した1人の人間として社会で活躍することができるのです。
自分の太陽のテーマを深く理解することで、ちょっとやそっとの嫌なこと、うまくいかないことではへこたれない力がついてきます。むしろそのような谷の期間ですら自分の成長の糧として解釈できる底力のようなものが身につき、人生に対して粘り強く、しなやかな姿勢で向き合うことができるでしょう。
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