こんにちは。
肌寒くなってきて、やっと本格的に秋が始まりましたね。
季節が変わると分かりやすく聞く曲も変わるタイプなので、3歩くらいフライングしてクリスマスソングのプレイリストを聴き始めました。
そんな変化の一部として(?)、最近歌謡曲とかAORぽい感じが自分の中で再燃しています。
ジャンル分けがちゃんとわかってないのですが、めちゃざっくりいうと70-90年代くらいのJ-POPという切り口で話そうと思います。
1,2年前くらいに海外も含めシティポップブームが全盛期を迎えたと思うのですが、私も御多分に洩れずその時期に一通りのアーティストを聴きあさっていました。
その中でも最近また再燃しているのが、大貫妙子!
王道なところだと、松田聖子、中森明菜、竹内まりや辺りがファン層が厚いイメージがありますが、私は大貫妙子を推したい。
ちゅーことでとりあえず何曲かおすすめを!
確か私が一番最初に聞いた大貫妙子の曲がこれです。
歌謡曲というよりは若干シャンソンっぽさ?すらある気がしますが、とにかく声が魅力的です。
大貫妙子の曲は、どれも大貫妙子の歌声で歌うことを前提に作られていることを強く感じます。ユーミンとかもその部類だと思います。
他の人が歌うと、全く別物になってしまう。
もちろん誰の曲もその側面があると思いますが、ボイスレッスンでどうにかできる次元を超えて、変えることのできない生まれ持った声質を生かした音楽性にとても魅力を感じます。
大貫妙子の声、声の中に宇宙があるみたいに広がりを感じませんか・・?
包容力というか。。
ユーミンやCharaなど、声質に特徴のあるシンガーはもちろんたくさんいますが
大貫妙子の声質は独特ながらも割と好き嫌いが少なそうな気がします。
次はこちら!
一曲目に比較するとグルービーで展開もはっきりした一曲です。
この曲は外国人のリアクション動画も上がったりしていたので、比較的有名なのかな?
例えばこの曲を大橋純子が歌ったらもっと迫力満点、ソウルフルな感じになると思いますが、大貫妙子の声質だと穏やかで柔らかな印象を持ちます。
(ちなみに大橋純子や、ソウルフルタイプも大好きです。単に対照的なので例示しました。)
こういったトラックだとソウルフルタイプの方が一見合いそうな気がしますが、このアンビバレントさが逆にいいスパイスになっていると思います。
次はこちら!
この一曲は分かりやすく彼女の声質が生かされていると思います。(さっきからそれしか言ってない)
儚げというか、危なっかしい感じというか・・・
ソウルフルタイプにはなかなか難しい領域だと思います。
と、ここまで3曲紹介しましたが、彼女、音源だけでなくライブパフォーマンスも本当に素晴らしいのです。
40周年記念コンサート
こちらはオーケストラをバックにつけたコンサート
どちらも割と最近の映像ですが、全く声質が変わってないどころか、魅力倍増しているの分かりますか・・・
本当に実力のあるシンガーであることが窺えると思います。
この時代の歌手はみなさん実力のある方が非常に多いですが、個人的には彼女はもっともっと評価されて良いと思っています。
やはり、迫力のある歌声の方が人々の注目を集めやすいのかもしれませんね。。
また、さんざん声ばかりにフォーカスしてきました、実は歌詞も結構すごいことになっているんです。
例えば「素直になりたい」は、意中の人から、結婚する旨を告げられる歌となっています。
さらにすごいのは、そんなさんざんなシチュエーションなのに、曲調がかなりリズミカルで楽しげなんですよね。これぞdepressive bop!
(depressive bopは歌詞が悲しいのに曲調が明るい曲をさす、私の造語です)
ちなみに過去記事にも何回かdepressive bopという単語が出てきているので、よかったらついでに読んでみてください。
話が発散してしまいましたが、とにかく唯一無二の声質と、悲しげだけどどこかあっけらかんとしている大貫妙子の魅力が伝わっていれば幸いです。
今度はグルービータイプの歌手も紹介していきたいと思います!